あなたの銀歯が作られるまで

銀歯が作られる過程

虫歯の治療の多くは金属の詰め物、もしくは銀歯が入って終了することがほとんどです。

さて、この銀歯などは誰がどの様にして作っているのかご存知でしょうか?

我々は治療の際、歯を削った後に歯形をとります。
その歯形に石膏を流し入れて固め、石膏の歯の模型を作ります。(この模型には我々が削った歯の形が精密に再現されています。)
ここまでは我々で行いますが、その後は歯科技工士さんという方にお願いして銀歯を作ってもらうことになります。

歯科技工士さんは我々が作った石膏模型の、削った歯の部分にピッタリ合うようにロウを彫刻し、あなたの元の歯の形を再現します。
言わばブロンズ像を作る芸術家のような作業をします。
その後このロウで作られた歯から鋳型を起こし、その鋳型に高温(約1000℃)で溶かした歯科用の特殊な合金を流し込みます。 そして冷えて固まった後、鋳型から取り出しピカピカに磨き上げ銀歯の完成となります。

しかし、この工程中にもあなたの歯にピッタリ合うようにするために、金属の膨張、収縮を考え工業技術者のようなテクニックが必要となります。(ほんの少しの寸法の狂いでも、あなたの歯には入らないのです。)
ちなみに歯科技工士さんは銀歯だけでなく、白くて美しい歯も作ります。
こちらは銀歯にはない綺麗な歯の色を再現するという作業もあり、特にセラミック(陶器と同じ材料)を使用するときはある意味、陶芸家にもなるのです。忙しいことです・・・

色々な技術が進化して、製品のほとんどがオートメーションで作られる現代において、完全カスタムメイドで100%人間の手で作り上げられる物は、そう多くはないと思います。
もし皆さんがお口の中をご覧になって銀歯が入っていたら、芸術家で工業技術者でもある歯科技工士さんが手作りで仕上げた作品であることを思い出してみてください。
銀色で冷たい感じがする銀歯もきっと温かみを感じることでしょう。

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